生きもの田んぼ事業は、平成24年度で終了しました。
港区南陽町にある約700平方メートルの水田で、農家の方の協力を得て農薬を使わずに稲作りをしています。これは、名古屋市環境局が実施した、バケツで稲を育てて生態系を学ぶ「バケツ稲づくり」の参加者からの「本当の田んぼを体験したい」という声を受けて始まりました。魚が用水路から田んぼへ上がるための「魚道」も設置されています。カエルや昆虫、魚、鳥など、1年のうちにあわせて100種類以上の生きものを見ることができます。
協議会では、この田んぼに生息する生物の調査を行っています。また、名古屋市環境局で、生物多様性の普及啓発の一環として子どもたちや市民を対象に生きもの観察会を行っています。
平成24年4月8日 | 講座「田んぼと生きものの話 ~種蒔き体験アリ~」(名古屋市主催) |
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平成24年6月2日 | 田植え体験と生きもの観察会(名古屋市主催) |
平成24年7月21日 | 草取り体験と生きもの観察会(名古屋市主催) |
平成24年9月29日 | 稲刈り体験と生きもの観察会(名古屋市主催) |
平成24年11月18日 | 藤前干潟ふれあいデー2012へのブース出展(名古屋市) |
平成24年12月21日 | ワラを使った紙すき体験(名古屋市主催) |
平成23年5月22日 | 田植え(名古屋市主催) |
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平成23年7月~9月 | 生きもの観察会(名古屋市主催) |
平成23年7月~10月 | 田んぼの生物調査 |
平成23年10月2日 | 稲刈り体験と生きもの観察会(名古屋市主催) |
平成23年10月29日 | 藤前干潟ふれあいデーへのブース出展(名古屋市) |
平成23年12月15・16日 | 園児もできる“わらない”方法 としめ縄およびクリスマスリースづくり講座(名古屋市主催) |
バケツに苗を植えて稲づくりをすることができます。
バケツで作られた小さな水辺環境にも、稲を食べようとするバッタやガの仲間が集まり、それを食べるトンボやクモがやってきます。そして、トンボが卵を産み、ヤゴが現れることもあります。
更に、田んぼの土を使うと、バケツの中にはミジンコなどの動物プランクトン、イトミミズなども現れます。
バケツ稲づくりを通じて、都心の中にあっても、毎日当たり前に食べている米が長い月日をかけ、太陽・土・水などの自然の恵みを受けて実ることを体感することができます。