みんなで守ろうなごやの生きものたち。

生物情報モニタリングデータベース部会

発足の経緯

本部会では、協議会の行う生物調査・既存文献・市民の通報などから得たなごやの生物多様性の現況についての情報を集約・一括管理するとともに、集約された生物情報を広く提供するツールとして活用することを目的として、2011(平成23)年度からデータベースの構築を行っています。

なごやの自然の今を記録に残すため、空中写真の蓄積(ドローンによる空撮)も進めています。下の写真は猪高緑地(名東区)の塚ノ杁池の空中写真で、園芸スイレンや外来水草の分布変化を記録することを目的に撮影したものです。

猪高緑地塚ノ杁池の空撮写真
猪高緑地塚ノ杁池の空撮写真

活動内容

なごやの生物情報の市民通報窓口となるデータベース登録システムと、集約された情報を基に分布(確認)状況を地図上に表現する解析・発信システムを協議会ウェブサイト上で稼働させており、25種の生物の分布情報の収集と7種の分布図の発信を行ってきました。

ツバメの分布図
ツバメの分布図

浜島繁隆氏(ため池の自然研究会)より借用した水生植物を中心とした過去(1968年~)のなごやの自然の写真・フィルムを活用するため、写真・フィルムのデジタルデータ化とそれらの写真の撮影地・対象物・撮影年をデータベース化する作業を進めています。

ツバメの分布図
多くの水草が生えていた名古屋城のお堀
1981年7月(撮影:浜島繁隆氏)

今後の展望

今後もこれまで通り生物情報および写真の収集・登録・発信を行っていきますが、この度センターでもデータベースを構築したので、これまで登録された協議会のデータもそちらに移行していく予定です。
ドローンによる空撮も、経年変化を記録することに意義のある地点を対象に実施していく予定です。

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